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王都炎上・王子二人 ―アルスラーン戦記(1)(2) (カッパ・ノベルス) 言わずと知れた田中芳樹さんのヒロイックファンタジーの名作です。

猛勇なる騎士軍団を誇り、不敗の国王アンドラゴス3世が君臨するパルス王国。だが宗教国家ルシタニアの侵攻により、強国パルスはたった一日で滅亡してしまう。
初陣の王太子アルスラーンは、死屍累々の戦場から、からくも脱出、「戦士のなかの戦士」ダリューンや策士ナルサスといったわずかな強者たちと故国奪還へ旅立つが……!

孤高の王子が仲間に支えられながら成長していく物語ですが、なんといっても、キャラクターが良い。
ダリューン、ナルサス、ギーグ、ファランギース・・・誰をとってもキャラクターがそれぞれに特徴があって生き生きしています。
個人的にはダリューンがお気に入りです。
アルスラーンに対するちょっと盲目的なんじゃないかというほどの忠誠心と、勇猛果敢な戦士ぶりが何とも好みです。

エステルの展開にはかなり驚きましたが。。。
あれはちょっと意外というか、辛いというか。。。。。
がだ、よくよく考えると銀河英雄伝説でもいろいろありましたし。

ダリューン、ファランギース、ギーグ、エラムあたりは最後まで残りそうな気がしますが、ナルサスやキシュワードは危ないような気がします。
できれば、全員、ハッピーエンドになってもらいたいものです。
2011/02/28(月) 00:29 小説 PERMALINK
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